2013年4月15日月曜日

041:アシュラ



2012年/邦画

圧倒的採点(10点満点)
9.7

「眼を、そむけるな」

というキャッチ。

まさに。そむけたくなる内容。

ジョージ秋山氏の1970年の漫画を映画化したもの。
当時この漫画は社会問題にまで発展したらしい。

なぜなら、これは人肉食の描写があるから。

ただ、それは変態的な意味ではなく、
時代的な意味で。

物語の時代背景は、応仁の乱らへんの飢餓の時代
そんな時代に赤ん坊が産み落とされる。

しかし、食べ物もない時代。

その赤ん坊を焼いて食べようとした母親が
寸前で思いとどまったのに、
赤ん坊を置いて逃げてしまう。

そして8年後。














たくましくなりました、めでたしめでたし。

ではなく、人を殺して食べていくしかない少年。

まさにケダモノ。

そんなケダモノがなんやかんや人とふれあい、
色んな感情が芽生えてゆく話。

ただ悲しい話

えぐい描写や、ダークな話が好きな人には超おすすめです。


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2013年4月14日日曜日

040:127時間



2010年/洋画

圧倒的採点(10点満点)
6

これは実話に基づいた、というか、実話を映画化したもの。

冒険家?登山家?の主人公が渓谷を歩いていたとき、
岩が落ちてきて偶然手が挟まれてしまう。

痛々しい。。

というか、災難としか言いようがない。

そして、よく生還したな。と。
こんな状態から。







127時間というタイトル通り、127時間この状態。

助けは来ないのか?

来ません!!

なぜなら彼は携帯も持たず、
普段行き先を誰にも伝えずに行動しているからです。

馬鹿野郎なのです。

だから、自分で脱出する以外ないんです。
岩は動きません。
もし方法があるとしたら…

あれしかないんです、あれしか。

まあ、かなり内容はえぐいと思います。
想像しただけでえぐいと思います。
水とか、ほとんどないし、食料も。。。
えぐいと思います。

でも、ふと思うんです、
これってただの自業自得ですよね?って。

本人も言ってましたけど。

ドキュメンタリーが好きな人にとっては
良いんじゃないでしょうか。



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2013年4月13日土曜日

039:ライフ・イズ・デッド


2012年/邦画

圧倒的採点(10点満点)
8.5

UDVなる、ゾンビウイルスが蔓延する時代。
そのウイルスに感染した主人公の家族、友人関係を描いたもの。







基本的にゾンビになるまでには色々と過程がある。

レベル1から5まで。

レベル5は心臓停止、完全ゾンビ。

この映画はその過程を描いたもの。
原作は漫画。

今までのゾンビ映画ではないことは確か。
感動、というか、そっち系にもっていかれた。

ただ、これはHIVの感染を危惧するものではないのか?
という点がところどころ。

そういった視点でみると、結構深い内容だったり、なかったり。
コメディのような、なんか変な映画だった。

エロい感じの主人公のモトカノ?は細すぎ。
わざとそんなキャスティングをしたのだろうか。
若干、富永愛にみえたが、
気のせいだろう。。。





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2013年4月12日金曜日

038:RED LINE

 


2010年/邦画

圧倒的採点(10点満点)
9.2

石井克人氏原作。

の、アニメーション。

車が車輪を使ったものからエアカーに移行しようとしていた時代、
そんな時代に車輪のマシンを使ったレースに明け暮れる馬鹿野郎の話。

RED LINEというのはそのレースの最高峰みたいなもん。








かっこいい。
その一言。

CGを駆使しまくるこの時代に作画したという。
のにこのクオリティ。

レース自体はなんでもあり。
なんでもありのレースがゆえのこのなんでもあり感が逆によかった。

本当になんでもありかと。
ただ、それを許せる世界観。

まあ、気になるところはアニメならではの、声優。

気になったのは主人公、木村拓哉、その相方浅野忠信。
絵より声が気になるってゆうのはやっぱりいかがなものかと。。。
まあ、蒼井優は気にならなかった。

あと、我修院達也も参戦。。
やはり、石井氏とできているのか。

出てくるキャラクターの濃さとか展開とか色々、
鮫肌男と桃尻女を彷彿させるものがあった。



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2013年4月9日火曜日

037:ポテチ


2012年/邦画

圧倒的採点(10点満点)
8

伊坂幸太郎原作、中村義洋監督の定番タッグ。

安定感あるのは間違いない。

この映画は60分くらいなのっで、さっくりと見れる。
そして、ほわっとする。

伊坂幸太郎の独特の雰囲気がここでもやはり際立っていた。

泥棒の主人公と野球選手のオザキは生年月日も一緒で、
幼馴染だった。

全く違う人生を歩む二人。

交わることのないはずの人生が少しずつ絡み合ってゆき、
最後には・・・・。

さくっと、ほわっとしたいときに超おすすめです。

ちなみに、この映画のヒロイン的存在の木村文乃さん、
綺麗すぎました。














ファンになりそうです。




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2013年4月8日月曜日

036:夢売るふたり



2012年/邦画

圧倒的採点(10点満点)
7

自身の小料理屋が火の元の不注意で全焼してしまった阿部サダヲと
松たかこ夫婦。

彼らは借金を返済するため、
ある出来事をきっかけに夫婦は詐欺をはたらくことに。







女性を騙し、金を得る方法。

その顔と性格で?っておもうけど(映画の中ね)、
巧妙に仕組み、新たな店の開業資金をためてゆく。

しかし、女性との色々な接触をせざるをえないサダヲ。
当然、松の気持ちは・・・。

みたいなことから話は展開してゆく。


簡単にいうと夫婦で詐欺すると、こうゆうふうになるよってこと。
登場人物の気持ちの変化が天気に反映されているのは
わざとだろうか、たまたまだろうか。

まあまあの作品だった。



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2013年4月7日日曜日

035:クラウド アトラス


2012年/洋画

圧倒的採点(10点満点)
9.9

めちゃめちゃよかった。
名作といっても過言ではないくらい。

ただ、これは個人的にと言う意味で。
この映画は少し変わった構成をしている。
6つの物語を断片的にちりばめられていて、
見ていると混乱してくる。

しかも3時間近くあるので、映画をそんなに見慣れてない人にとっては、
淡々としているし、混乱するので、つまらないと感じ、
さらに眠くなり兼ねないということ。
この映画の良さを理解できないまま放り投げそうな感じ。。。
しかもアメリカかどっかの国の2012年の映画ワースト1に選ばれたらしい。
なんで?と思う。

この映画の監督はマトリックスで知られるウォシャウスキー姉弟。
マトリックスのイメージをもってみると、かけ離れているだろう。
なにせ感動巨編なのだから。

個人的には終始はらはらさせられ、終盤のたたみかけるような
展開には、涙をこらえるのに必死だったくらい。
映画ファンにとっては至極の作品だと思う。

すこし、あらすじなど触れてみたい。

そもそもこの物語は19世紀から24世紀に渡って繰り広げられる
壮大なストーリーだということ。
その6つの物語は以下の通り。

1892年、弁護士のアダム・ユーイング(ジム・スタージェス)は
拷問を受けていた奴隷の男を見ていた。

1931年、音楽家のロバート・フロビッシャー(ベン・ウィショー)は
とある著名な作曲家に師事する。

1973年、女性記者のルイサ・レイ(ハル・ベリー)はエレベーターに乗り合わせた
初老の男・ルーファス・シックススミス(ジェームズ・ダーシー)から思いもよらぬことを聞く。

2012年、編集者のティモシー・カベンディッシュ(ジム・ブロードベント)は、
作品のヒットに喜ぶに喜べない事態に陥いってしまう。

2144年、クローン少女のソンミ451(ペ・ドゥナ)は
同僚の女性にとある映画を見せてもらう。

2321年、島の男ザックリー(トム・ハンクス)は崩壊した文明で懸命に生きていた。













この6つの物語が断片的に、少しずつ進んでゆく。
そして、遠い昔に行われていたこと、もの、
それが時代を超えてつながってゆき、
それぞれの結末へと向かってゆく。

ただ、混乱する。

何の時代なのかとか、これ誰やっけ?とか。
1回見たくらいでは到底理解できないくらいのあらゆる要素が盛り込まれている。

あれ?って思うところもしばしば、しかし、ちりばめられた伏線を考えていると
話に置いてかれる。

だから見ながら疑問に思ったことに関しては深く考えずに、
とりあえず、単純に映画を楽しもうと思ってみた。
だからあと2・3回みたら全ての謎が繋がりそう。

そんな深い物語

そしてさらに驚いたのはエンドロールの最初のおまけ
何かとは明記しませんが、
これがあったことでこの映画のすごさを実感させられた。

そうゆうふうにも繋がっていたのかと。

謎を解く鍵はどうやらそのへんにあるのかと。

いや、名作、大作ですこれ。
DVD出たら買います。



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2013年4月6日土曜日

034:黄金を抱いて翔べ


2012年/邦画

圧倒的採点(10点満点)
9.6

タイトル通り、銀行強盗をする話。

ただそこは井筒監督。そして原作。
やはり、あのネタでひねってきた。








予想外の展開が予想外を呼び、
最後までハラハラさせられる始末。

単純に楽しめた。

従来の銀行強盗ものではない要素が
ふんだんに盛り込まれていて、
緊張感のあるストーリー構成だった。

これはおもしろかった!!



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2013年4月5日金曜日

033:I'm Frash!



2012年/邦画

圧倒的採点(10点満点)
9.1

新興宗教のカリスマ教祖がある事件をきっかけに、
人生を狂わせてゆく。

教祖役を藤原竜也

まず藤原竜也出演の映画で注意すべきことは、

・アニメの実写化のイメージが強すぎる
(デスノート、バトルロワイヤル、カイジなど)
・感情の高ぶった演技が全て蜷川仕込みのそれである
目が離れている

これらを乗り越えられることが必要だが、この映画では
全くそれが必要ない。

なかなかよい演技だと思った。











そしてストーリーはその新生藤原竜也を守るべく雇われた
ボディーガードの3人とのなんやかんやのストーリー。

まあ、宗教の教祖が主人公ということなので、
話は若干そっちよりであることは否めないが、
深いところにテーマがある。

生と死的な。

クライマックスの展開も予想できたが、面白い。

見ても損はないと思う。





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2013年4月4日木曜日

032:ハングリーラビット


2011年/洋画

圧倒的採点(10点満点)
5

「腹の減ったウサギは跳ぶ」

ある裏組織の合言葉。

妻をレイプされ、失意のうすらハゲ(ニコラスケイジ)は
謎の組織にその犯人に罰を与えてもらう。

しかし、その見返りとして、とあることに加担させられてしまい、
深みにはまってゆくとゆうありきたりなストーリー。








うん、ありきたり。

まあ、よくあるサスペンスかな。
特筆すべきとこはとくにないかな。

いや、ひとつだけあった。
ニコラスケイジの髪の毛が若干増えつつある気がする。

以上。



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2013年4月3日水曜日

031:第9地区


2009年/洋画

倒的採点(10点満点)
9.7

衝撃的。この映画をみた率直な感想。

衝撃的以外の何者でもない。

話の設定がおもしろすぎる。

地球に不時着した宇宙船に乗っていたエイリアン達が隔離されている
第9地区を舞台にしたもの。

これまでのエイリアンものの常識を覆す構成。

まず、エイリアンが地球を侵略してこないということ、
さらにエイリアンは人間に虐げられて隔離されているということ。

話はその隔離されたエイリアンの居住へ移住の勧告をしにいった主人公が、
そこでエイリアンの何かの液体を浴びてしまい、
そっからなんやかんや、アクションみたいな、コメディみたいな。
よくわからん。






ただ、構成がおもしろすぎるのと、展開がおもしろすぎるから、
よくわからん設定でも最後まで楽しめる。

そして肝心のエンディングもばっちり。

申し分ない衝撃作だった。
さすが第5鉱区というのっかり作品もレンタルされているだけある。



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2013年4月2日火曜日

030:コンテイジョン



2011年/洋画

圧倒的採点(10点満点)
5

「恐怖はウイルスより早く感染する」

いや、そうだろうけども。

これは典型的ウイルス感染系映画です。

まず感染系において、必ず必要となってくる役どころは、
抗体を持つひと、
組織には俗せない変わり者の天才ウイルス学者
モチベーションが高く、
発生源に突っ込んで自分が感染してしまう若手医者、
なんかの上層部でがんばる現場目線の人、
明らかに感染しているのに「俺は大丈夫」と言ってしまう庶民、
閉鎖された橋あたりで、俺は向こう側に行きたいんだ、と叫ぶ集団。








だいたいここら辺の人たちがいれば話はうまいこと進んでいくのだ。

まあ、想像通りの展開すぎてなんもいえねえ。
ただ、これはもしかしたらアメリカがもし現実にこんなことがおきたら的な
意味も含めて作ったものかもしれない、というふうにふと思った。
アメリカの陰謀説です。

まあそれはいいとして、あ、そうだ、感染してパニックになってワクチン作って、
ってゆう映画が見たい!って思った人におすすめの映画です。

5点なのは構成が少し面白くて、最後の最後がよかったと思えたのと、
登場人物が「時間を止められるワクチン作ってよ」
感染系映画でそんなワクチン作られたらもうどうしようもなくなってしまう
趣のある発言をしたからです。

それがなかったら3点くらいのもんでした。



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2013年4月1日月曜日

029:最強のふたり



2011年/洋画

圧倒的採点(10点満点)
9.6

あからさまに感動するやろって感じの映画。

こうゆう映画を見る前にはある程度の勇気が必要。
「よし、感動してやろう」的な。

それ目的で見るから、なかなかハードルもあがります。

だけど、この映画はそのハードルを見事に越えました。
さわやかな気分になりたいとき、もしくはそんな気分のときにおすすめです。

事故で首から下の感覚がなくなった富豪が
スラムで育った黒人青年を自身の介護役に雇う。

障害者と介護者の関係。
時にコミカルに、時にシリアスに。
普通に笑える。









多くは語るまでもない。
そんな良い作品でした。



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