2012年/邦画
圧倒的採点(10点満点)
9.7点
「眼を、そむけるな」
というキャッチ。
まさに。そむけたくなる内容。
ジョージ秋山氏の1970年の漫画を映画化したもの。
当時この漫画は社会問題にまで発展したらしい。
なぜなら、これは
人肉食の描写があるから。
ただ、それは
変態的な意味ではなく、
時代的な意味で。
物語の時代背景は、
応仁の乱らへんの飢餓の時代。
そんな時代に赤ん坊が産み落とされる。
しかし、食べ物もない時代。
その赤ん坊を焼いて食べようとした母親が
寸前で思いとどまったのに、
赤ん坊を置いて逃げてしまう。
そして8年後。
たくましくなりました、めでたしめでたし。
ではなく、人を殺して食べていくしかない少年。
まさにケダモノ。
そんなケダモノがなんやかんや人とふれあい、
色んな感情が芽生えてゆく話。
ただ
悲しい話。
えぐい描写や、ダークな話が好きな人には超おすすめです。
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